【褒め方 叱り方】実践の3ポイント

こんにちは。電気屋歴12年、営業部主任→IT事業部主任を行い、5名の部下(全員女性です)をマネジメントしているrikishinです。
恐らくこの記事をご覧頂いている方は、自分の子供達や自分の部下達への接し方に悩んでいるのではないでしょうか?
例えば部下をどのようにして褒めたらいいか分からない・・・
子供にどのように褒めたり叱ったりしたらいいか分からない・・・
何より、何度も何度も同じことを言っているのに理解出来ないの⁈でイライラされているのではないでしょうか?
そんなあなたに、子供達や部下との対人関係が良好になりなぜ相手に理解されないのか?でイライラすることがなくなる3ポイントをご紹介致します。

褒める、叱るは必要か?

結論から言うと、「褒める・叱る」は必要ではありません。
なぜなら、褒めたり叱ったりに頼っているばかりでは「褒められなければやらなくなる人」「叱られなければやらなくなる人」を量産してしまいかねないからです。
具体例は別記事に記載しておりますのでそちらもご覧いただければよりスムーズに頭に入ってきやすいと思います。

褒める・叱るよりも大事なことは「感謝の気持ちを伝えること」「相手を信じ抜くこと」が何よりも大事です。

まずはあなたが相手を知ること

「感謝の気持ちを伝えること」
「相手を信じ抜くこと」
上記2点を行う為にはまず、あなた自身が相手を知ることが必要不可欠です。
相手を知る為には必然的にあなたのこともみんなに知って頂く必要があります。
ほとんどの記事にも書いておりますが、「自分が変われば周りが変わる」のです。
自分がどういう人物で、どういう考えを持っているのかを先に周りに伝えましょう。
言葉に発するだけではなく、あなたの日頃の発言や行動もあなた自身を理解してもらう重要なツールです。
それが出来れば、周りの人が普段の生活や仕事の中でどのような発言・行動を行っているのかを注意深く観察してみて下さい。
すると色んな疑問点が浮かび上がって来ます。
例えば、自分は毎朝引き継ぎノートを確認しているのに対して、Bさんは夕方引き継ぎノートを確認している・・・Bさんは何か理由があって夕方に確認しているのではないか?自分の気付いていないメリットがあって夕方に確認しているのではないか?
子供たちがおもちゃで遊んでいる時は笑顔なのに片付けの時は全く笑顔じゃない・・・何で片付けるのは楽しくないのかな?(この件についての自分の見解はまとめで記載いたします)
などなど、色々な気付きがあるはずです。
大事なポイントは一見ルールを守らず、悪いことをしていそうでもその人なり理由があるはずだと信じてあげることです。
実際はあなたが知らない体質(アレルギー等)があったり、あなたが気付いていないもっといい方法が見つかることも多々あります。
最初から「それはダメだ!!」と否定するのではなく、「何か出来ない・やらない理由があるのでは?」と信じてあげることが大事です。
そうやって疑問に思ったことを聞いてみて、「なるほど!話してくれてありがとう!」と伝えれば、自然とあなたのもとへ情報も集まり、みんなのことを知ることが出来るでしょう。

【褒め方 叱り方】実践の3ポイント

1.課題の分離を行う(自分の課題と相手の課題)
2.信じること(相手を信じ抜くこと)
3.いつもありがとうを口癖に(感謝の気持ちを伝えること)

1.課題の分離を行う(自分の課題と相手の課題)

課題の分離とは、簡単に言うと「自分が変えれる範囲=自分の課題」「自分に変えることが出来ない範囲=相手の課題」のことです。
「僕の身長が185㎝ぐらいあれば・・・」は成人している人がそこから身長を伸ばすのは難しいので、「あなたの課題」ではありません。
むしろ低身長だからこそ得られる「相手に威圧感を与えにくい」などのメリットに注目し、それを生かすことに全力を尽くす方が大切だ。
185㎝ない自分を責めたり、イライラしたりするのはもったいない。
ということです。
あなたがイライラしていて、冷静な判断が下せない状況では、残りの2ポイントを実行することは難しいでしょう。
課題の分離についてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので併せてご覧下さい。

2.信じること(相手を信じ抜くこと)

大事なのは「あなた自身が」相手を信じると「決めてしまう」ことです。
私自身、人間は自分で決めたことじゃなければ実際に実行・継続は出来ないと考えております。
自分の部下や子供は「必ず何か理由があって行動している」と信じることで、ムダにイライラせず、高圧的な態度で相手に話しを聞いてみたりすることはなくなるでしょう。
そうして相手のことを知った上で、何か指示・教育を行う場合は自然と「その人にあったアプローチの仕方」になって行くことでしょう。
僕の尊敬する講演家YouTuberの鴨頭嘉人さんも仰ってますが、

人は自分のことをよく知っている人を信頼する

まさにその通りであなた自身も信頼関係がなければ、自分の本心を話したりはしないと思います。
「信用と信頼の違い」については別記事にて解説しようと思いますが、簡単に言うと
「信用=条件つきで信じること」
「信頼=一切の条件を付けずに信じること」
です。
例えば、家を買うときにローンを組むのは家を担保にあなたが返済出来る範囲でお金を借りるので「信用」です。
対して、どのような仕打ちを受けても、例え裏切られようとも、その人を信じることが「信頼」です。
仕事に関していえば、どうしても信用になりがちですが、自分の子供達や身近な部下に対しては「信頼」でなければ、前述した「褒める・叱る」に頼るしかなくなり、「承認欲求の奴隷」を作ってしまいます。
相手を信頼するかしないかは、ほかでもない「あなたの課題」です。

3.いつもありがとうを口癖に(感謝の気持ちを伝えること)

上記2ポイントを抑えた上で、褒める・叱るではなく、感謝の気持ちを伝えることが重要です。
「いつもありがとう」という短い言葉ですが、この言葉には様々な効果があり、前述した信頼関係にも多大なる効果を発揮致します。
自分のことを理解してくれていると相手に認識してもらうには感謝を伝えることが一番です。
感謝を伝えるという行為は「褒める」「相手を承認する」ことではなく、相手に自分の考えを知ってもらうことに繋がるのです。
あなたがいつもありがとうを口癖にすれば、その言葉はループし、周りのモチベーションUPにも繋がり、対人関係もより円滑に回り出すことでしょう。

まとめ

問題のある人を叱った所で、その人自身が自分で変わろうと決心しない限り、いずれその問題は再熱し、根本的な解決にはなりません。
褒めて相手を伸ばすということの全てを否定するつもりはありませんが、褒められなければ何もやらないという人を量産することになります。
どちらにせよ、あなた自身が相手を信頼していなければ、あなたの想いも、指示も何も伝わりません。
本当に相手を信頼していれば、自然と日常の言動も変わり、「自分の都合の良い時ばかりいいこと言いやがって・・・」「あなたに私の何が分かるの?」のように思われることはなくなるでしょう。
そうすれば、あなたが難しく「褒め方・叱り方」などに悩まなくても「いつもありがとう」の一言で相手に自分の想いや指示は伝わります。
お気付きの方も多いかと思いますが、これらは全て「相手を変えよう」としておりません。
全ては「あなた自身」についての話しであって、これら対人関係の鍵は全て「あなた自身が握っている」のです。
ここから先、実践するかしないかは「あなたの課題」です。

2項で触れていた子供が片付けを楽しくできる方法は、「あなた自身が笑顔で楽しそうに片付けをする」ということです。
子供たちは本当に素直で、特に赤ん坊はこちらが笑顔で接していると自然と笑顔になってくれますよね?
ミラー効果(もしくはミラーリング効果)という心理学では有名な言葉ですが、子供たちはシンプルに「人が楽しそうにしていることをしようとする」のです。
大人が楽しそうにYouTubeを観て笑っていると「私にも観せて~!!」とせがまれるのはこの為です。
ということは、あなた自身が鼻歌混じりで楽しそうに片付けを行っていれば、自然と子供達もやってくれます。
宿題や家事に対しても同じですし、子供だけではなく、大人にも同様です。
もし同じような内容で悩んでいるのであれば是非、お試し下さいませ。
「あなたの笑顔が家族の笑顔につながる」
何度も言いますがこれも「自分が変われば周りが変わる」のです。
僕が影響を受けた本も掲載しておりますので、ご一読頂けると更に見識が深まるかと思います。

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